ドライブレコーダやカーナビなど車載用機器で使われるSDカードについてのお話です。

ご存知の通り、ドライブレコーダの映像などを記録するメディアは現在SDカードが主流です。
重要なデータをSDカードに保存する訳ですから、信頼性の高いSDカードである必要があります。それは、運転者をはじめとして車に関わる皆さんの安心・安全のために、過酷な条件下での使用によって、データが正しく記録されていなかったということがないようにするためです。
ドライブレコーダなど車載用機器を使用する際には、一般的なSDカードではなく、耐温湿度・耐衝撃・耐静電気・耐X線・曲げ/ねじれの機械的強度など耐久性能を備えた高品位の産業用SDカードを利用することが望ましいと考えています。

SDカードにはSDアソシエーションが定めるSD規格があります。さらに、SDカードを使った機器もSD規格に準拠した作りであることが定められています。

ドライブレコーダの会社によっては、自社純正カードと称して一般的なSDカードを使っている場合があります。

また、ドライブレコーダ本体自体がSDアソシエーションが策定するSD規格に準拠していない作りになっている場合もあります。
そして、SDカードに記録されるデータは映像(動画)が中心のため、ドライブレコーダ本体ならびにSDカード共に動画記録に必要な十分な書込み性能を持ったものでないと記録した画像がとぎれとぎれになる、または書込み中にエラーし、書込みができなくなる場合があります。

真夏の車内の温度は60℃近くにまで上がり、同時にダッシュボードの最高温度も80℃近くにまで上がることが計測されています。(JAF調べ) また、寒冷地では冬は氷点下の気温を観測することがあります。
SD規格では、SDカードの動作温度範囲は-25℃から+85℃、保存温度範囲は-40℃から+85℃と規定していますが、ドライブレコーダに同梱している一部のSDカードはこの規格に準拠していないものがあります。車載NAVI用や産業機器用SDカードは、上記の動作温度範囲規格より広いものもあります。

さらに、温度に加えて振動や静電気などがある車内では、デジカメなどの一般機器以上にドライブレコーダなど車載機器本体のSDカードの実装に配慮する必要があると考えます。

SDカードには寿命があります。
SDカードの素材であるフラッシュメモリーのデータの書き替え回数によって、その寿命が影響されます。データの総書込み量、SDカードの容量、書込み方法などがSDカードの寿命に影響します。また、SDカードが標準規格のフォーマットで初期化されていないと、寿命や書込み性能に影響を与える可能性があります。

ドライブレコーダなどの車載機器製造会社はもとより、これらの機器をご利用になる皆様には、ドライブレコーダなどの車載機器は、過酷な環境下で映像を撮影する機器だということ、そして、SDカードの特徴や使い方をご理解いただいた上で、車載機器をご利用いただきたいと考えています。

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cinnamon toranomon

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