SDカードフォーマットツールのDoctor Aです。

僕は大学時代には計算機科学を学んでいました。学生時代もずっと仕事はしていました。

1990年からはDVDレコーダのファイルシステムを作る仕事を手がけてきました。例えば、光ディスクと呼ばれているCD、DVD、BD(HD-DVD) で採用されているファイルシステムのUDFですが、一言でいってもバージョンやメディア種別でそれぞれ違っていて(全体としてUDFと呼んでいる)、今まで様々なファイルシステムを作ってきています。特に HD-DVDの開発の頃は、海外の他のファイルシステムメーカといろいろ規格について、議論してきました。

2008年からはSDカードの規格に携わる仕事に就き、SDカードフォーマットツールなどを作っています。単にSDカードフォーマットツールだけを開発しているのではなく、ファイルシステムとして規格に準拠して正しいかどうかを判断するソフトウェアを開発しています。通常PCなどでは多少壊れているような状態でもファイルを最大限読めたり、書けたりするように作られています。組込み機器も、PCくらいのCPUパワーと、メモリさえあれば、怖い物知らずにいろいろできるのですが、そこまでリソースを持った組み込み機器はなく、そのため規格いっぱいまでしか読み書きできないということが多く、PCでは読み書きできても、組込み機器では読み書きできないSDカードの状態というのがあり得ます。それを調べるのが弊社で開発したソフトウェアです。規格とどう違っているのか、等を容易に調べることができます。

全国でもファイルシステム専門の会社は少ないですし、世界に目を向けてもその数は少ないです。

また、SDカードなどの規格を決める団体の、SDアソシエーションに弊社は加盟しており、SDアソシエーションに加盟している企業でもソフトウェアの会社は少なく、さまざまなSDホスト機器の会社との交流があり、とても楽しいです。

SDアソシエーションの国際会議に参加しますと、使用言語は英語です。(出席者の半分は日本人の方々ですけど)

我社の開発ツールなどについての発表をする機会もありますが、その時のスピーチはもちろん英語です。

また、SDカードに限らず、高速・大容量のメディアへのデータの読み書きにはUDFも必要になることが今後も考えられます。

さまざまな製造メーカの方々と話をして、製品を作り出して行くことを僕たちと一緒に経験してみませんか?

もの作りは形あるものだけではありません。規格もそうです。ソフトウェアもそうです。

日本発のもの作りはまだまだ沢山あります。これからの日本の技術は、メモリと社会インフラ、そして医療分野の伸びしろが大きいと思います。

その時に欠かせない技術がファイルシステムであり、組込みの技術です。

是非世界に向けて一緒に働きましょう!!

ご応募は履歴書・経歴書を添えて上記メールアドレスまで。

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